この度、新しく担当した新刊を発売しました。

『大ヒット連発のバンダイナムコが大切にしているたった1つの考え方』

という一冊です。






 長いタイトルのなかにあるように、
バンダイナムコの会長である
石川祝男氏による一冊をつくりました。
(ちなみに、お名前は「しゅくお」さんという珍しい名前です)

今までつくった本のなかで一番大きな企業の
経営者さんとご一緒させていただきました。

バンダイナムコといえば、
いま業界でも非常に勢いのある会社で、
注目を集める企業のひとつです。

石川会長ご自身は、
超ロングセラーとなったワニワニパニックを企画開発し、
またエグゼクティブ・プロデューサーとして担当した
「アイドルマスター」も大ヒットを記録中。
中居くんがアイドルに扮したCMで紹介されているやつです。

石川会長は昨年まで
バンダイナムコホールディングスの社長を務め、
現在、会長となっておりますが、
その間に赤字300億円をV字回復させるなど、
経営手腕も評価されている人物です。

ただ、本書の内容は、
経営の話ではありません。

あくまで一人のビジネスマンとして、
大ヒットと呼べる結果を出してきた経験を踏まえながら、
仕事にとって大事な考え方を紹介しています。

ナムコに入社して以来38年、
社長就任後は赤字300億円というどん底も経験して、
とにかく、どんな状況でも「ヒットを生み出す仕組み」を考え、
そして何より「ヒットを生み出す人」の共通点を何度も何度も考えてきたといいます。


ここでは
「ヒットを生み出す人」という言い方をしていますが、
これはクリエイティブな仕事に限らず、
業界、職種を問わず、
とにかく「大きな結果」を出し続ける人に共通する
大切な考え方・資質があるということです。

さわりだけ紹介すると、

「ヒットは多数派から生まれるけど、大ヒットは少数派から生まれる」

という原則がどの仕事にも必ずある、
ということをおっしゃっています。
(これ、編集者としてはハッとさせられる言葉です)

その性質を理解し、
ヒットもいいけど、
「大ヒット」を意識して楽しく仕事をしようよ、
というのが本書です。

ちなみにバンダイナムコはいま、
就職先として非常に人気のある会社です。

その理由は、
社員のことを尊重する社内の風土にあるのですが、
それも石川会長が築き上げてきたものであり、
本書にも書いてある
「社員がヒットを生み出す」仕組みがもとにあると思うと、
その影響力は非常に大きいのだなと思います。

よろしければご覧くださいませ。

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