姿勢治療家として活躍されており、
私が担当させていただいた
『長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい』の
著者でもある仲野孝明さんの壮行会に参加してきました。

仲野さん壮行会③
 
といっても仲野さんだけの壮行会というわけではなく、
仲野さんが所属するマラソンチームのみなさんの壮行会でした。
なんでも今回挑戦するのはただのマラソンではなく、、、
 
 
アタカマ砂漠マラソン
 
 
というなんともチャレンジングな大会のようです。
これは壮行会もしますよね、
というくらい過酷な大会ようで、
実際、アタカマ砂漠マラソンは、
世界4大砂漠マラソンの1つに数えられているようです。
 
 
ちなみにアタカマ砂漠とは
チリにある砂漠で、
高度3000メートルにある砂漠のため
「低酸素下」でのマラソンとなります。
 
 
走行距離は驚きの250キロ!
一週間かけて走り抜けるそうです。
会場には、なんとあの三浦雄一郎さんからのコメントも!

仲野さん壮行会②

実際にランナーが走っているイメージ映像を見せてもらいましたが、
延々と続く砂漠ばかりではなく、
高低差のある砂丘を登ったり下ったり、
道無き道を進んだり、
砂漠というより山岳地帯のようなところを越えたりと、
とにかく景色も違う、さまざまな場面が映し出されていました。
 
 
ランナーの方によると、
「高度があるぶん、サハラマラソンより順応トレーニングが必要」
という話もあるようですね。
 
実際に、仲野さんは高地トレーニングの一環として、
今年だけで富士山に3回行かれたそうです。
「日帰りで富士山に登っておりてきたら、
いいトレーニングになるんじゃないかと思って」
とおっしゃっていました。笑
 
 
マラソンの話が長くなってしまいましたが、
仲野さんはただ走るのを楽しんでいるわけではなく、
「姿勢チャレンジ」の一環としてランニングに取り組まれています。
 
詳しくは、
『長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい』
のなかにも書いていただいたのですが、
本当に理想的な姿勢でランニングをすると、
体にかかる負荷が圧倒的に少なくなるため、
疲れにくく、ずっと走り続けられるというのです。







このお話は本当に面白く、
書籍の根幹のメッセージにもつながるような内容なのですが、
ランニングをしている人であれば、
納得できる内容だと思います。
 
体にとっての理想形は
「背伸び」の形である、というのが本書のメッセージですが、
走っているときも左右対称になる理想的な姿勢を保つことで
本当に疲れにくくなるんですよね。
 
そしてそれを仲野さんご自身が、
過酷なランニングにチャンレンジすることで、
実証されているのです。
 
ちなみにアタカマ砂漠はさすがに極端ですが、
ふだんは一般の方を募集して
ランニングの講座もされていますので、
ご興味ある方は仲野さんのサイトをご覧ください。
 
書籍とは、
著者の方が経験してきたやり方や考え方を
掲載するものです。
 
でも、それが独りよがりならぬ
「著者よがり」の話だと、
一般読者にとってはとても「距離の遠い」話になってしまいます。
 
読者との距離がどれくらいなのか、
これは書籍を作るうえでは常に意識しなければいけない要素であり、
この距離感が本の印象を決めるといっても
まったく過言ではありません。
 
もちろん距離感が遠いほどつまらない本になってしまうのですが、
その距離感は
「あなたもできますよ」「やればできますよ」
と伝えるだけで近づけることはなかなかできません。
 
仮に、書籍ではあまり具体的な話ができず、
距離を詰められないとしたら、
刊行後にどうやって読者に対して間口を広げたり、
自分に近しいものと感じてもらえるか、
それが長く本を読んでもらうために必要な要素になってきます。
 
仲野さんの場合は、
姿勢と健康の本ではありますが、
多くの人が取り組んでいる「ランニング」というポイントで
読者の接点作りを行い、
体感してもらう取り組みをされています。
 
読者が近づきたい、
著者にリーチしてみたいと思ったときに
受け入れる環境を作ることまで含めて、
編集者は著者の方と話をしていく役割を担っているなと
常々思います。
 
「いい本とはなんぞや?」
 
という議論があるとき、
その答えのひとつとしてよく言われるのが、
「行動を促す本」
ということです。
 
これは私もその通りだと思います。
ただ、必ずしも書籍ですべて完結して、行動を促す必要はなくて、
(もちろんそれができれば理想ですが)
足りないぶんを補足してあげるサイトや、
読者の方が参加できるセミナーなど「受け皿」があることで、
そこを訪れた人が「もう一歩」踏み出す後押しになると思うんです。
 
書籍だけでは今ひとつ行動を促せなかったかもしれない。
だけど、受け皿をちゃんと用意することで、
そこで行動を促せたのなら、
それも立派な書籍を読んだことによる「行動」なんじゃないかと思います。
 
アタカマ砂漠マラソンという
過酷な大会の壮行会に参加される仲野さんの姿を拝見して、
そんなことを思うのでした。