先日は、最近お付き合いさせていただいている、
「大人の文化祭」チームでのイベントでした。

「大人の文化祭」についてちゃんと紹介したことがありませんでしたが、
以前私がプロフィールセミナーをさせていただいた際の、
運営メンバーでもあります。
(私のセミナーが第一号のイベントでした)

電子書籍の老舗・ごきげんビジネス出版の伊藤守男さん
実務教育出版の小谷俊介さん
セッションやブログが大人気で『未来脚本』の著者でもある夢野さくらさん
そして私の4人でやっているチームで、
楽しみながら出版の勉強をしようという集まりです。

第一回と第二回のイベントは私がさせていただいたので、
今回は伊藤さんは小谷さんがメインになって
お話をしていただきました。

ボーイズ①


すでに本を出されている著者の方々、
これから出版を控えている方、
ライターさん、イラストレーターさんなど、
出版について意欲の高い方々がいらっしゃったように思います。


私は夢野さんとともに受付を担当させていただきつつ、
お二人のお話を後ろから聞かせていただきました。

綿谷①



やっぱり他の方の話は
自分が考えている話とは違うので、
面白いですね。

話の構成なんかも個性が出るし、
来てくださった方の反応も直に触れられるので、
勉強になります。

小谷さんの話は一般の方々に業界の話をする際の参考になります。
一方で、電子を専門にしている伊藤さんのお話は
編集者や著者の方など、業界の方こそ、参考になる部分がいろいろあります。

たとえば、ちょっとだけご紹介すると、
以下のような話をしてくださいました。


◎書くことへのモチベーション
電子書籍の場合、著者の方が途中で書くのを挫折してしまう人が多い。
だから普段書いているブログがあるかどうか、
その内容がどのようなものかは、
一冊分の文章を書けるかどうかの「担保」として捉えている。



電子出版の場合、初めて本を出す方がほとんどのようです。
紙で出版する場合のモチベーションと電子で出版する場合のモチベーションは違うのかな、
とおっしゃっていました。

電子はいずれ紙の出版につなげてほしい。
誤解があってはいけないけど、
紙の出版ほどハードルは高くないので、その練習と思ってもらっていいとのことです。


 ◎「アマゾン内SEO」の話
アマゾンは書店のように平積みがない。
だからこそ、「アマゾン内SEO」をどうするかが
これからの重要課題のひとつと考えている。
現実として、書店の売り場が減ってきて、
アマゾンに戦場がどんどん移っているなかで、
検索したときに1ページ目に表示させたい。そのときにどんなSEOがありうるのか。
タイトルや内容紹介の仕方、レビューの数、キーワードの数などを研究している。


定期的に書店に足を運ぶ、という編集者は多いのですが、
伊藤さんの場合は毎日アマゾンをチェックされているようです。
(もちろん、書店にも行かれているようですが)

ちなみに、アマゾンで検索した際に、
1ページ目にあると12%くらいの確率でクリックされるという話は
興味深いお話でした。
検索の1番目〜5番目くらいまでの確率もわかるとさらに面白いですね。


この二つのお話だけでも、
掘り下げていくと大いに盛り上がりそうな内容です。


そしてこのセミナーの最後に、
私が以前から発信している


「これからは著者が編集者を選ぶ時代になる」


というメッセージに触れつつ話を振ってくださいました。

より正確に表現するならば、


「本当にいい編集者が、著者(コンテンツホルダー)と組んで本当にいいものを生み出すことに価値が生まれる時代になる」


と言えるでしょう。

ここについてはまた改めて触れて書きたいと思っていますが、
出版業界において、いま少しずつ動きはじめている、
そして、最も大事な流れだと思っています。

今回のようにセミナーやイベントを通して、
こういう話を、いろんな人と一緒に伝えていければいいなと思います。